缶スプレーで塗装シリーズ
こんにちは、皆さん。今回は、私の無謀なアクションについてお話ししようと思います。私はクラウンビクトリアポリスインターセプターのホイールとドアトリムを缶スプレーで上手に塗装できた自信家で、その成功体験から得た自信が、時には思いもよらぬ結末を招くことがあることを学ぶこととなりました。
ある日、自動車の外観をさらにアップグレードしようという思いつきが湧き上がりました。屋根の塗装を思いついた瞬間、それを実行しないわけにはいかないという感覚が私を駆り立てました。この時点で私は、いつものように急きょの決断を下すことになりました。
まず、必要な材料を調達しました。缶スプレー、マスキングテープ、サンディングペーパーなど、塗装作業に必要なものは手に入れました。しかし、ここで大事なのは計画です。残念ながら、私はこの段階で計画を無視し、屋根の塗装を始めてしまいました。
最初のスプレーが屋根に吹き付けられた瞬間、私は塗装の複雑さに気づきました。均一な仕上がりを得るためには、均等にスプレーをする必要があり、これが非常に難しい作業であることが分かりました。しかし、もはや引き返すことはできない。決断を下した以上、最後までやり遂げるしかありません。
もともと白い部分の塗装状態が悪く、一度板金屋さんに屋根を塗装してもらったのですが下地が悪く割れや浮きが出てしましました。
もう無理じゃないの屋根塗装
私のクラウンビクトリアポリスインターセプターはLAのローカルポリスで使用されていたものであり、いわゆる白黒のパンダカラーと言われる塗装が施されていました。
カーファックスで確認すると警察→警察→個人※米国(払下げ)→私の順番での所有であり、私の前のオーナーさんか払下げ業者が白い部分を適当に黒に塗装したみたいです。
そこで全オーナーが適当に塗れたなら私も塗れるだろうと思い実行に移すことに。!もちろん全部分でなく一部補修ですよ!
- 紙やすりで削ってみた!
- まずは平らにしなくてはいけませんので、紙やすりの180番でならしていきます。すぐに下地が出てきました。
- 塗装が厚いぞ・・・。
- パリパリと塗装が取れていきます。これは良くない現象です。しかも目で分かる位塗装が厚い。
- 機械を使おう。
- 均一に削るしかないので機械を投入します。
- もう無理や。
- パリパリパリパリとどんどん塗装が取れていきます。普通は塗装が削れて薄くなるん都ちゃうんかいと似非関西弁で毒づきます。
- 島が現れた!
- まるで黒い海に突如現れた島の様に・・・。どんどん領土が拡大していきます。めんどくさい。塗装してしまえ!これが間違いでしたw
- サフェーサーを吹いていく。
- ここで焦った私はYoutubeで付焼き刃の勉強を始めました。ミッチャクロンを塗った後に薄く薄くサフェーサーを塗っていくことに。
- サフェーサーは上手く塗れて安心?
- 意外と上手く塗れているんではないと思いながら塗装しているとまたまた浮きが。どうやら犯人は黒の下にある白い塗装のようです。
- やり直しや!
- ふにゃふにゃになった白い部分はどうしようもありません。やすりで元の状態に戻すしか解決方法はないのです。
- 下処理に手を抜いてはいけない
- こうなったら徹底的にやるしかないとスクレーパーで塗装を剥いでいきます。簡単にパリパリと取れていきます。本当は全部屋根を剥いでしまえばよかったのですが時間がなくとりあえずこの状態です。
- 原平さん
- 段差がなくなるまでペーパーやすりで追い込みをかけます。手で触るとかなり段差がなくなりましたが白い部分がはがれていくので強引にサフェーサーを吹いていきます。
- 妥協に妥協を重ねて
- とにかく時間がないので少しの段差は妥協します。白い塗装を取るには完全に屋根の塗装を剥がす必要があるからです。
- 純正ブラックを塗る
- サフェーサーが終わり紙やすりでならしたらブラックの番です。この時の為にフォード純正のホルツのスプレー缶を取り寄せておきました。
- 誤算
- 塗料足りない。本当は一部分だけ塗装するつもりだったので明らかに塗料が足りません。仕方ないのでトヨタ202ブラックを混ぜます。
- ならしとクリア。
- ブラックと塗装し終わったら1000番の紙やすりでならします。その後クリアを塗りますが上手く塗装できません。
下処理用のスプレー缶
缶スプレーは下向きの塗装には向かない気がソフト99は優秀
今回はサフェーサーとブラックとクリアはホルツの缶スプレーを使いました。しかし屋根などの上から塗るのに適してないみたいです。温めたりよく振ったりしましたが全然塗料が均一に吹けません。
その点、ソフト99のスプレーは優秀で上からでも均一に塗料を一定の勢いで吹けます。ソフト99の信者になりそうです。
結論
結論。素人は屋根には手を出すな!って感じです。もちろんやり直します。
下処理と準備が一番重要ですね。塗装を剥いで鉄板まで出した場所はきれいに塗れていて上手くいっています。今回のクラウンビクトリアは塗装の状態が良くなかったので一般の車などは足付けと言われるやすり掛けとミッチャクロンやサフェーサーをちゃんと使用すれば綺麗に塗れると思います。
缶スプレーは暖めなどをしても圧力を均一に噴射することが難しいのでスプレーガンを次回は使う事にしました。下処理は剥離剤で塗装を全部はがします。
しっかりと塗装毎に紙やすりでならしをして、クリアの後はコンパウンドを順番に粗目から仕上げまで使っていけば綺麗になるでしょう。
- 下処理と準備が一番重要
- 缶スプレーはソフト99が良いかも
- やすり掛けとコンパウンドは順番に